2020年になり、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス(COVID-19)。これまでの社会生活が一変し、その変化に戸惑っている人たちも多いことでしょう。

そんな中でも世界中の人たちが新しいプロジェクトに取り組んでおり、その中でRaspberry Pi(以下ラズパイ)が活用されています。今回はそんなプロジェクトを紹介します。

Rosetta@home

Rosetta@homeは無数のコンピュータリソースを使って新型コロナウイルスのタンパク質解析を行うプロジェクトです(新型コロナウイルスだけに限りません)。同様のプロジェクトにFolding@homeがありますが、Rosetta@homeはラズパイでも参加できるのが特徴です。特別な作業はなく sudo apt-get install boinc でBOINC Managerをインストールしたら、後は立ち上げてプロジェクトに参加するだけです。

実行中はサスペンドさせず、放置しておく必要があります。計算量が多く、負荷がかかりますので放熱などを気にした方がいいでしょう。自宅で動かしていないラズパイがあれば、ぜひ参加してみましょう。

Rosetta@home

Coronavirus: Raspberry Pi-powered ventilator to be tested in Colombia – BBC News

コロンビアではラズパイで作られた人工呼吸器がテストされています。開発者は医療機器開発の経験はなかったとのことですが、医療従事者からの多くのフィードバックを得ながら開発を進めています。

部品は特別なものではなく、ありふれたものを採用しているとのことです。これは南米において、部品の入手がとても重要だという観点に基づいています。

Coronavirus: Raspberry Pi-powered ventilator to be tested in Colombia – BBC News

COVID-19 Ventilator | Medical School – University of Minnesota

ミネソタ大学でもラズパイを使った人工呼吸器の開発が進められています。こちらはオープンソースで公開されており、3Dプリンタなどを使って、どの地域でも製造が可能となっています。

A Ventilator System Built For Rapid Deployment from UMN Medical School on Vimeo.

動いている動画を下に出していますが、とてもシンプルな仕組みになっています。誰でも作れるようにするという点においては、仕組みをシンプルにするのは大事なことでしょう。

COVID-19 Ventilator | Medical School – University of Minnesota

Digital Making at Home – Raspberry Pi

Raspberry Pi財団では、自宅学習を強いられている子供向けにオンラインでの学習環境を提供しています。例えば30分くらいの動画でScratchを使って翻訳アプリを作るといったものがあります。

基本はライブ動画ですが、アーカイブも残っていますので、英語の学習含めて見てみるのはいかがでしょうか。

Digital Making at Home – Raspberry Pi

新型肺炎対策:体温検知開発キット

顔認識とサーモグラフィを組み合わせて、体温を自動測定するプロダクトです。不特定多数の体温を測定するのではなく、特定の人たち(10人程度)を登録し、顔認識します。そして体温を測定し、AWS上にデータを蓄積する仕組みです。

デモ動画を見る限り、体温が低く出てしまっているようなので、改善の余地はありそうです。しかし仕組みは活用できる部分が多いのではないでしょうか。

新型肺炎対策:体温検知開発キットの販売 – スペクトラム・テクノロジー株式会社

まとめ

コロナウイルスはリアルの世界で起こっている事象であり、医療従事者を含めて、とても手が足りない状況になっています。そうした中でこそ、IoTを活用した自動化の活用は進められるべきでしょう。

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)を使って、この世界的問題をどう改善できるのか是非あなたも考えてみてください。


0件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です