コロナウイルスの猛威は世界中で広がっています。日本国内においては少し落ち着いてきた雰囲気もありますが、第二波が心配されています。また、現在は海外とのビジネス上の繋がりを持つ企業も多く、強く影響を受けている方たちも大勢いるでしょう。

そしたコロナ禍の中、注目を集めているのがAIによる様々な施策です。今回はいくつかのカテゴリに分けて、最近出てきているAI活用事例を紹介します。

治療薬発見

新型コロナウイルスがここまで蔓延しているのは人が免疫を持っていないことが大きな要因です。そのため、早急なワクチン・治療薬の開発が期待されています。しかし、従来ワクチンの開発は数年かかるものでした。ウイルスに適合する鍵を見つけなければならず、そのために実験を繰り返し行う必要があります。

そんな中、現在はAIを用いてワクチン開発の手がかりになる候補を発見する試みが多数行われています。薬を開発するというメディカルに特化した試みもあれば、膨大に存在する論文の中から有益な情報を見つけ出すというプロジェクトもあります。

収束日予測

現在のような状態がいつまで続くのかは誰しもが気にしていることです。そんな中、シンガポールのラボでは収束日予測が行われています。この予測が出されたのが5月頭の時点で、シンガポールでは第二波も起こっています。その結果として現在も収束にはほど遠い状態になっています。予測は非常に難しいようです。

コロナ禍の収束日をAIが予測 シンガポールのラボが情報公開 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

診断

レントゲンやCT写真の分析にAIを用いる試みです。エムスリー社の製品は医師が診断する60倍、約20秒で判定が可能です。6月頭に厚労省へ承認申請したとのことで、承認がとれれば全国の医療機関で利用可能になります。

リスク判定

イスラエルの事例として、新型コロナウイルスに感染した例に重症化しやすい人を抽出し、感染した場合に優先的に治療が受けられるようになっています。このためには27年分の医療記録が用いられたとのことで、他国で同様のことがすぐにできる訳ではありません。

MIT Tech Review: イスラエル、新型コロナのハイリスク者をAIで特定

分析

分析は主に画像を利用したものが多いですが、カメラの映像を使って密集度を分析して密を防ぐのが目的になります。また、変わったところでは新型コロナウイルスによる業界別影響分析であったり、特別定額給付金の手書き申請書の読み取りにもAIを用いています。

受診相談

受診相談はあくまでも相談であり、医療診断ではありません。各自治体では電話窓口を用意していますが、回線数に制限があること、土日や深夜の対応が難しいこともあって、AIチャットが活用されています。健康状態を入力することで、診療前の相談が可能になります。

衛生

飛沫感染やエアロゾル感染を防ぐために消毒、殺菌が行われていますが、AI掃除ロボでもそういった機能が追加されています。人による掃除では、その担当者が感染リスクを負いますが、ロボットを使うことで感染リスクを下げる効果も期待できます。

除菌にもAI掃除ロボ、床面のコロナウイルス削減確認、ソフトバンクロボティクス – BCN+R

まとめ

画像分析や治療薬開発などの分かりやすい活用法だけでなく、様々な分野においてAIが利用されているのが分かります。人力では長時間必要だったり、見過ごしてしまうような部分もAIの力によって発見されることも多いです。

新型コロナウイルス対策を機に、AI活用の幅が広がっているようです。他にどういった分野で役立ちそうか考えてみましょう。

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